古代体験教室紹介~その10(ふんどう君ペンダント)


ふんどう君ペンダントは、水で溶かした石こうを鋳型に流し込んで作ったミニふんどう君に、好きな色で着色・デザインしてオリジナルのペンダントに仕上げます。体験を通して、出土品や考古学に興味や関心をもっていいただければ。

 

この3年間で延べ800人以上の参加があります。

ふんどう君ペンダントは、弥生時代の「分銅形土製品」(写真上)がモデルです。分銅形土製品は、手のひら大の土版で、上下・左右対称の土整品です。主に中~後期の集落遺跡で出土し、祭祀の道具と考えられています。松山の分銅形土整品は、顔が四角形のものが多く、笑顔の表現がされていることが特徴です。にっこり笑った分銅形土整品を見ると、なんだか嬉しくなります。

集落遺跡から発掘される分銅形土整品のほとんどが、くびれたところで破損しています。どうやら弥生人は、祭祀の道具として使用した後、意図的にくびれたところで壊して、二分割状態で廃棄したことが推定されるのです。なぜ、壊して廃棄したのでしようか?

 

 

休館日を除き、松山市考古館では、ふんどう君ペンダント〈1セット100円・個数限定〉の体験キットを購入することができます。セットには、学習シートが、ひも付きのふんどう君ペンダント(写真下)とともに含まれています。夏休みの自由研究に、考古館を訪れた思い出に、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

開花しました!


今度こそ、今年最後になるであろう古代蓮2輪が開花しました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週末はご覧いただけると思われます。

どうぞご来館ください。

 

考古館内ロビーでは、8月31日(水)までKid’s考古学新聞コンクール受賞作品の展示、

特別展示室では、8月28日(日)まで愛媛県・松山市連携事業古代いよ発掘まつり「掘ったぞな松山2022」を開催中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古代体験教室紹介~その9(合金みがき~銅銭)


合金みがき~銅銭は、教材用の合金を溶かして、鋳型に流し込んで作った銅銭の表面を、研磨剤を付けた布で磨いて、ピカピカに仕上げます。体験を通して、古代人の知恵や工夫について楽しく学べます。

 

今回は「富本銭モデル」(写真)についてご紹介します。直径は24㎜、中央には一辺が6㎜の正方形の穴があります。今から、約1,325年前の西暦683年(天武天皇12年)に日本で鋳造されたものがモデルです。鋳造年代は「和同開珎」よりも古いと考えられています。ただし、「富本銭」には、実際に貨幣として流通したのか、まじない用に使われる厭(えん)勝(しょう)銭(せん)ではなかったのかなど、いろいろな学説があります。

表面には、縦に「富夲」の文字と、横には7つの点が亀甲形に配置された七曜星という文様があります。「夲」は「本」の異体字であると考えられています。「富本」というのは、唐代の百科事典『芸文類聚(げいもんるいじゅう)』に引用された、歴史書『東観漢記(とうかんかんき)』の「富民之本在於食貨」(民を富ませる本は食貨に在り)という故事に由来しています。

 

休館日を除き、松山市考古館では、合金みがき~銅銭(富本銭モデル)〈1セット100円・個数限定〉の体験キットを購入することができます。セットには、学習シート、合金みがき用のペーパーヤスリ・ペーパータオルなどが富本銭モデルとともに含まれています。夏休みの自由研究に、考古館を訪れた思い出に、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は・・・


先日、今年最後の大連古代蓮が散ったとご報告しましたが・・・

なんとそのあと、新たに2つの蕾が出てきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例年にないことだったので、私たち職員も驚きです(‘_’)

今年は8月いっぱい大連古代蓮を楽しんでいただけそうです!

 

考古館内ロビーでは、Kid’s考古学新聞コンクール受賞作品の展示、

特別展示室では、愛媛県・松山市連携事業古代いよ発掘まつり「掘ったぞな松山2022」を開催中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひご来館ください!

 

 

今年もありがとうございました!


8月11日、今年最後に開花した大連古代蓮が散りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は6月8日に開花して以降、計116輪の古代蓮が咲きました♪

この2ヶ月、古代蓮を楽しみにご来館くださった皆様、ありがとうございました。

 

引き続き、考古館内ではロビーにてKid’s考古学新聞コンクール受賞作品の展示、特別展示室では、愛媛県・松山市連携事業古代いよ発掘まつり「掘ったぞな松山2022」を開催中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぜひご来館ください!

 

 

 

 

古代体験教室紹介~その8(合金みがき~銅銭)


合金みがき~銅銭は、教材用の合金を溶かして、鋳型に流し込んで作った銅銭の表面を、研磨剤を付けた布で磨いて、ピカピカに仕上げます。体験を通して、古代人の知恵や工夫について楽しく学べます。

 

この3年間で延べ1,000人以上の参加があります。

銅銭は2種類あり、今回は「和同開珎モデル」(写真)についてご紹介します。直径は24㎜、中央には一辺が7㎜の正方形の穴があります。今から、約1,300年前の西暦708年(和銅元年)から約100年間、日本で作られた貨幣です。元来、日本には貨幣制度がありませんでしたので、和同開珎は、唐時代の貨幣「開元通宝」(西暦621年)をまねたことから、書体も同じものになっています。

この貨幣は、律令政府が定めた通貨単位である1文と考えられ、当時は1文で米2㎏が買え、新成人1日分の労働力に相当したものとされています。『続日本紀』には、当初は、銀銭が発行され、その後銅銭の鋳造が始まり、発行されたことが記されています。

 

 

休館日を除き、松山市考古館では、合金みがき~銅銭(和同開珎モデル)〈1セット100円・個数限定〉の体験キットを購入することができます。セットには、学習シート、合金みがき用のペーパーヤスリ・ペーパータオルなどが和同開珎モデルとともに含まれています。夏休みの自由研究に、考古館を訪れた思い出に、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

古代ハスの開花が終わりそうです


8月9日(火)

本日咲いている古代ハス(3輪)で、今年は開花が終わりそうです。

今日、明日には、花びらが全て落ちてしまいそうです。
古代ハスさん。8月まで美しい花を咲かせてくれて、どうもありがとう。

特別展示室では現在、愛媛県・松山市連携事業 古代いよ発掘まつり「掘ったぞな松山2022」の展示(無料)を行っています。

※まつやま子ども週間中(令和4年8月8日~8月14日)は、「小中学生に同伴する保護者」の観覧料が免除(無料)となりますので、この機会に常設展示室もご観覧ください。

暑い日が続きますが、館内を涼しくして皆さまをお待ちしております。

ぜひ松山市考古館におこしください!

 

 

 

 

 

kid’s考古学新聞コンクール


本日から8月31日(水)まで、考古館ロビーでは、第2回kid’s考古学新聞コンクールの受賞作品を展示しています。

 

 

 

 

 

 

 

全国の小学生を対象に、遺跡や出土品などをテーマにオリジナルの新聞を作って応募してもらったものです。(主催:Kid’s考古学研究所。(https://kids-kouko.com/2022_newspaper_info/))

 

日本全国の考古学に関する情報に触れることができ、読んでいて楽しくなります♪

ご来館の際は、ぜひご覧ください!

 

また、特別展示室では、愛媛県・松山市連携事業古代いよ発掘まつり「掘ったぞな松山2022」も開催中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年度、松山市内で発掘調査した遺跡の出土品や新たに刊行した調査報告書に掲載した考古資料など、最新資料が展示されています!こちらもご覧ください!(^^)!

 

 

 

職員(事務職・学芸員)を募集しています


事務職・技術職(学芸員)・事務職(実務経験者)を募集しています

公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団では、職員採用試験の実施を予定しています。
※今回も技術職(学芸員)の募集がありますので、是非ご検討ください。

 

試験区分 採用予定人数  勤務場所等
事務職 P 1人程度 本財団が管理運営する松山市の公共施設等(松山市総合コミュニティセンター等)に配属され、施設等の管理運営及び文化・スポーツ振興に関する事業の企画・運営等に従事する。
技術職(学芸員) R 1人程度 主として松山市立埋蔵文化財センター(松山市考古館)に配属され、埋蔵文化財の発掘・保存・調査研究及び文化財保護の業務に従事する
事務職(実務経験者) 1人程度 本財団が管理運営する松山市の公共施設等(松山市総合コミュニティセンター等)に配属され、施設等の管理運営及び文化・スポーツ振興に関する事業の企画・運営等に従事する。

 

★事務職・技術職(学芸員)には基礎能力試験(SPI3)を導入!
民間企業を視野に入れて就職活動している方や転職を考えている方も受験しやすくなりました。

★事務職(実務経験者)は人物重視の採用試験により、即戦力となる人材を募集します。

申込受付期間

 令和4年7月27日(水)~8月12日(金)(消印有効) ※受付時間は、午前8時30分から午後5時15分までです。

第1次試験日時

令和4年9月18日(日)午前8時50分~

★実施要領や申込方法は、ホームページからダウンロードできますので、是非ご覧ください。

https://www.cul-spo.or.jp/zaidan_news/ziishiyouryou-r4/

発掘情報展を入れ替えました【収蔵考古資料のミニ展示のお知らせ】


古来より旧暦7月は文月(ふづき、ふみづき)と呼ばれ、現在でも7月の別名としても用いられています。

さて、文月の中旬(7月16日)から、考古館の特別展示室では、愛媛県・松山市連携事業の展示会「掘ったぞな松山2022」を開催しています。この展示とあわせて、考古館ロビーの発掘情報展もリニューアルしました。

 

パネルを設営している様子

(パネル位置の目安に水糸を張っています)

リニューアルした発掘情報展

(パネルの下には、考古資料を展示)

 

 

今回の発掘情報展では、当館収蔵の石庖丁と石鎌の未成品を集成し研究した成果を、パネルと12点の代表的な考古資料から、松山地域の石器素材(緑色片岩)獲得や石庖丁製作の工程を解説しています。

展示品(弥生時代を代表する石庖丁や石鎌の未成品(素材獲得別)、石庖丁の製作工程)

 

 

「掘ったぞな松山2022」の観覧とあわせて、また、夏休みの自由研究のテーマを探している方、この機会に、2,000年前の松山の弥生人の石器製作に触れ、古代人の知恵や技術を知るきっかけになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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