特別展のご紹介①


2月10日 金曜日

 考古館では、特別展「魏志倭人伝ぎしわじんでん」に記された一支国いきこくの世界 を開催中です。

長崎県壱岐島いきのしまから運ばれてきた約200点の資料は、四国内初展示ということもあり多くの方にご来館いただいております。

今回は、展示品について少しだけ紹介させていただきます。



これは、「クド石」です。松山周辺でもカマドのことを「オクドさん」と呼ぶことがありますが、壱岐の人もカマドのことを「クド」と言うそうです。カマドでは鍋などを火にかけて煮炊きしますが、クド石は煮炊きをする際に土器を支える台(脚)として利用されました。

松山市の遺跡でも同じような機能をもつ「土製の支脚しきゃく」は出土しますが、石製のものは見つかっておりません。
・・・それもそのはず、クド石は壱岐島で製作され、壱岐島の中だけで利用されたことが分かっているそうです。

 

愛らしい形の変な石、「クド石」を見に是非ともご来館ください!

 

 特別展は3月12日(日)まで開催しております。ぜひご来館ください。
観覧料:一般100円・65歳以上50円・団体(20人以上)80円・高校生以下無料

開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)

会期中の休館日:2月13日(月)・20日(月)・27日(月)・3月6日(月)

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