ハニワの展示は大変です


5月11日 木曜日

 考古館では、7月9日(日)まで

平成29年度四国地区埋蔵文化財センター発掘へんろ展 「四国のハニワ」 を開催中です。

展示会では、四国で見つかった古墳時代の埴輪(はにわ)の中でも、特に状態の良いものがあつまっています。

四国内から大きなハニワがあつまってきましたが・・・

ハニワはその大きさゆえに、車での運搬や移動・展示がとても大変なのです。

こちらは、徳島県立埋蔵文化財総合センターから運ばれてきた、ハニワ。

たくさんの梱包(こんぽう)材で、移動の際に動かないように、また衝撃をやさしく吸収するように保護されています。

梱包材をていねいに取り外していくと、箱の中から馬形埴輪が見えてきました。

 

続いて、愛媛県歴史文化博物館から運ばれてきた鶏形埴輪と、徳島県立埋蔵文化財総合センターから運ばれてきた人物埴輪です。

梱包材を取り外すときはとても緊張します。(運搬中に割れていないだろうか・・・。取り外しているときに壊してしまったらどうしよう・・・。)

 

緊迫した状況の中、次は展示ケース内への設置作業です。ハニワが良く見えるように、規模の小さい地震程度では倒れないように設置方法を工夫しながら展示していきます。

考古館にあつまってくれた、四国のハニワたち。「遠くからやってきてくれて、どうもありがとう!」

 発掘へんろ展 では 5月13日(土) 講演会を開催します!

講演会:『ハニワの見方・楽しみ方』

講師:山内英樹 先生(松山市教育委員会文化財課)

日時:5月13日(土) 13:30~15:30(受付は当日13:00より)

聴講料:無料

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