発掘へんろ展「四国を掘る-墳墓-」 ~展示紹介~ 〔会期:4/26~7/6〕
弥生時代、徳島や香川では、四角形や円形に区画するように溝を掘り、内側に土盛りをした周溝墓が主流で、溝の中からは「おまつり」に使用されたと考えられる土器がみつかっています。
徳島県の名東遺跡では、現在までに竪穴建物群や方形周溝墓群がまとまって分布していることが明らかになっています。
遺跡北側の方形周溝墓群に隣接する場所では、弥生時代中期前半の直径約12mで陸橋部を設けた円形周溝墓2基が確認されています。
また、遺跡南側の方形周溝墓群に隣接した場所では、銅鐸埋納坑も発見されています。複数の埋葬から、家族墓だったと考えられています。